●イーネオヤとトルコ滞在のこと
今回のトルコ旅行では、骨董商に私の作品を見てもらいました。
絹糸&植物染料にこだわった骨董の技術による作品です。
「これが売り物としてでてきたら、スーパーだ!」と、言ってくれました。
本当に感嘆して見入っている姿に、自分の実力にやっと手ごたえを感じることができました。
イーネオヤに関して、一番の目利きは、骨董商だと常々感じています。
その道一番のプロのおめがねにかなうということが、目標でした。
いつか骨董商をうならせたいと、長年思ってきたので、正直に嬉しいです。
しかしながら、イーネオヤを知れば知るほど、まだまだ先は長く、自分の実力もやっと入り口に入ったばかりだと、感じています。
今回もトルコで、素晴らしい骨董イーネオヤをたくさん見ることができ、幸せでした。骨董イーネオヤは、全てが個性的で魅力的なのです。
更に精進して、あの世界に近づきたいと思っています。
今回もトルコの方々に親切にしていただき、いろいろと研究の手助けをしていただきました。
本当に感謝の言葉をいくら述べても言い足りないほどです。
シリフケの地区長さんと私。
地区長さんは、レストランのオーナーでもあって、地元歌手でもあります。
焼けるような暑さの中、村中を案内し、手仕事を行う女性を紹介してくださいました。
経営するレストランでは、鶏肉料理をごちそうして下さったのですが、まさに目からウロコでした。トルコに調査のための滞在を始めてから、もう7~8年になりますが、こんなにおいしい鶏肉料理は、初めて食べました。
そして自らサズを弾き、美声を披露して下さいました。しっとりとして、ハリのある歌声は、本当に素晴らしいものでした。
他にもたくさんの素晴らしい出会いがあったのですが、書ききれるものではないので、また別の機会にでも。